ラテンアメリカ関連の話題が続きますが、本日はブラジルの大物ミュージシャン、カエターノ・ヴェローゾの最新音源をご紹介いたします。こちらは2009年のアルバム『Zii & Zie』のリリース・ツアーからのライヴ音源。カエターノ大先生の作品が悪いわけがないのですが、スタジオ盤とまったく変わらないどころかスタジオ盤よりも伸び伸びと歌いあげる大先生のパフォーマンスは圧巻です。最高。2006年のアルバム『Ce』からのライヴ盤『Ce ao Vivo』(2007)も相当キレキレでしたが、このアルバムは旧作の曲も多く収録されていて、カエターノ・ヴェローゾのさまざまな魅力を存分に楽しめます。また『Ce』バンドの演奏も素晴らしく、とくにギタリスト、ペドロ・サーのファズ・ギターは好きな人には堪らない音色と演奏でしょう。ブラジリアン・サイケ特有のあの歪みをアップデートしたペドロ・サーは、現代最強のサイケ・ギタリストだと思います。CDは17曲収録で、DVDは23曲収録、さらにスペシャル・パッケージDVDは2枚組となって追加ディスクもつくという多面展開が悩ましいですが、CDを買った私は「おお……ここに入ってない曲も聴きたいぜ……(マイケル・ジャクソンのカヴァーとかも入っている)」とホントに煩悶させられました。
Amazonでの取り扱いがまだないようですが、タワレコ、HMV、ディスクユニオンなら普通に買えるみたい。ディスクユニオンが一番安いのかな? カエターノ大先生の関連作ではマリア・ガドゥという女性歌手とのデュオ・ライヴ盤のリリースも控えており、そちらも見逃せません。今シーズンはブラジルモノが熱い!
今回のライヴ盤は過去の名曲も入っているが故に、今のソリッドなバンドサウンドが際立ちますよね!結構ごっつい、というかキレッキレの音なのに大観衆の合唱、という組み合わせがまたなんとも・・・。しかし今更ながら良い声ですよねえ、と再確認しました。
返信削除このオアシスのファンばりの反応は素晴らしいですよね~。日本でもスタジアムで見れれば良いのですが笑
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