荒俣宏 『奇想の20世紀』

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いまやNHKのテレビ番組で「とにかくジャンル問わず、全方位で詳しい、得体の知らない穏やかなおじさん」的な立ち位置のタレントとして便利に使われている印象が強い荒俣先生が、20世紀末である2000年にそのNHKで放送された教育番組のために書いたテクストをもとにした著作。20世紀初頭のサイエンス・フィクションや広告など、イメージと科学技術の発展の関係性を読み解く、鹿島茂とややキャラかぶってますよね、的な博物学的著作なのだが、なんの説明もなくパラケルススの名前がでてきたり、キルヒャーが登場したりするのはさすが。20世紀と地続きの21世紀の風俗を考えるうえでも、なかなか示唆に富んでいる一冊だと思う。

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