大友良英 / Guitar Solo 2015 Left

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ギターソロ 2015 LEFT
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大友良英
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音楽レーベル、doubtmusicはこのほど10周年だそうである。10年前に大友良英のギター・ソロのアルバムからはじまって、10周年記念盤第1弾も大友良英のギター・ソロということだからなんだか干支が一周したのに近い感覚を覚える。10年前のギター・ソロもオンタイムで聴いていたから、なんとも自分に流れた時間についても考えてしまうけれども。本作ではかつての師、高柳昌行が使用していたギターを使用し、エフェクターなども高柳のセッティングを意識したものとなっている、とのこと。

わたしは、高柳昌行の音楽をほとんど通過しておらず、つい最近になって『ロンリー・ウーマン』(1982年)を手に入れて「おお、なるほど大友良英の『Lonely Woman』や『Song for Che』という選曲はこういうところから来てたのか」という気づきがあったぐらい全然わかっていなかった。この『ロンリー・ウーマン』でも本作で大友が使用しているギターが使われている。1982年当時の高柳は50歳。大友は現在その歳を越えて録音に臨んでいて(そして、師の享年を越えようとしている)、いたるところに、故人へのトリビュートが含まれているのだろう、と思う。

で、演奏だけれども、深化の仕方に驚いてしまった。ギター・ソロという非常にシンプルな編成でありながら、ものすげえ大きな音楽の作り方がなされている。さまざまに音の響きを変えていきながら、ゆっくりとしたテンポで演奏が進められていく様子は、晩年のジョニー・キャッシュのような大御所感と渋みを感じた。ここまで端的に「渋くて」「スケールデカいなッ」と思わせる作品ってこれまでなかった気がする。10年前のギター・ソロとは、全然違う世界観のギター・ソロ。

ロンリー・ウーマン  LONELY WOMAN
高柳昌行
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ギター・ソロ
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大友良英
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