中島らも 『こらっ』

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ひさしぶりに中島らものエッセイを。中島らもがあのぼやっとした文体で、しかし、鋭く世の中のアレコレに対して「叱る」というシリーズ。25年ぐらい前の本だが、この本で書かれている批判って、いまの時代にも全然通用して、まぁ、世の中あんまり変わってないのだな、と思う。強制坊主の男子中学生だとか、2時間ドラマの濡れ場だとか、もう今の日本からは消え去ったものもあるんだけども。アレなものに対して「自分もダメなタイプの人間なので、偉そうには言えないんだけど」という立ち位置から、ものすごく真っ当なことを書いている。インターネットにおける「絶対俺が正しいのであーる」的な物言いにうんざりしている方々には、こういう物の言い方は新鮮かもしれない。亡くなってから12年ですか、年々「早すぎる死だったなぁ」という気持ちが募る。

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