諸橋近代美術館

0 件のコメント


 ゴールデン・ウィーク中は実家(福島県)に帰っていたのだが、そのついでに裏磐梯にある諸橋近代美術館に行ってきた。ここはゼビオ創業者である諸橋廷蔵のコレクションが収蔵されている。コレクションはサルヴァドール・ダリの作品が中心。それらが常設展示されているのを観ると「福島の山のなかに、こんなすごい作品を集めておいて良いのか?」と思ってしまう。





 とくに《テトゥアンの大会戦》。天井まで達しようかという巨大なキャンバスに描かれた判じ絵的な戦争の情景は、分析を拒むほどに迫力があってすごかった。印象派の強い影響が感じられる初期作品の展示や、『アンダルシアの犬』がエンドレスで上映されているところも良い。作品の傍らに展示された詳細な解説などを読むにつれ、シュールレアリスム絵画とは分析され、意味を与えられることによって作品としての完成を見るものなのかもしれないなぁ……などと思う。





 もう一つの常設展は「印象派と20世紀の巨匠たち」。こじんまりとしているのだが、ルノワール、ゴッホ、ユトリロ、シャガール、ピカソなど、人気のある“巨匠”たちの作品がある。コレクションには他にも、キング・クリムゾンのジャケットに採用されているパメーラ・クルックの作品もあるらしい。これも観てみたいものである。





 企画展は「ルオー展」。厚塗りされた絵の具が不思議な立体感/遠近感を産む作品があり、ずっと眺めていられるようなものが多かった。とくに何かが理解できる、というものでもないのだが、写真ではなくホンモノを観る意味みたいなものを感じて満足。


f:id:Geheimagent:20090504113951j:image


f:id:Geheimagent:20090504114037j:image


f:id:Geheimagent:20090504124327j:image





0 件のコメント :

コメントを投稿