『ギター・マガジン』9月号 プリンス特集

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Guitar magazine (ギター・マガジン) 2010年 09月号 (CD付き) [雑誌]
ギター・マガジン編集部
リットーミュージック (2010-08-12)



 『ギター・マガジン』9月号がプリンス特集だったので、おそろしく久しぶりに購入(この雑誌、買ってじっくり読んでみると、すげえマニアックな雑誌だと気がついて改めてびっくりしますね……コアな内容でずっと続いている連載があったりするし、なんでこんな内容で何年も続けられるんだろう……)。もう表紙からして最高なんですが、中身もなかなか面白かったです。『Rave Un2 The Joy Fantastic』の制作時のインタビューが載ってたりして。まあ10年前の記事の翻訳なんですが。このアルバム、今回の特集記事でインタビューをうけている竹内朋康も言及していますが、プリンスが音がリッチで楽曲も良いのにおそろしく話題に上らないアルバムな気がするので嬉しい。グウェン・ステファニーとのデュオ曲「So Far, So Pleased」とか最高ですよ……!



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神はすべてをお与えになった。そのうちのひとつが自由なんだよ。(プリンス)



 向井秀徳のインタビューも最高。この人が「小学生のときに年上の兄貴から無理やりプリンスを聞かされた」という経験談は何度も語られているところですが、兄貴が「突如熱狂的なプリンス・ファンになった」というところが良い話だと思います。あと向井秀徳の音楽についての語り口というのも魅力的で、結局は好きか、嫌いか、というところが全面的に出ていて正直な態度だと思いますし、すごいものをわかったようなふりをせずに、すごいもの、驚愕すべきものとして語られるところが素晴らしい。「俺もこういう風に、いつまでも『これはすげー!』『あれはすげー!』と驚きながら音楽を聴いていきたい」と思います。



正直、今現在のプリンスからは“時代を作っていく”感じは残念ながら見られないですけどね。(向井秀徳)



 この一言はたしかに感じるところではありますが、ここ数年のプリンスといえばそういう時代を作っていくというプレッシャーみたいなものから開放されて、流行モノであったり、そのとき興味があったものを自由にとりあげていく、というスタイルに移行しているのではないか、とも思います。あと、すでに完成された自分のスタイルを自己言及的に掘り下げていく、とか。先日感想を書きました新譜なんかがこの自己言及的、というかプリンスが自分のカヴァーを過去の自分よりも上手くやっている、みたいなアルバムだと思う。これねー、何度も繰り返して聴くとすげーハマってくる良いアルバムなんですよ……。生活音のようにカラダに馴染んでくるポップ・ミュージックっつーか。



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