青山真治監督作品『ユリイカ』

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 何年かぶりに再見。やっぱりすごく好きな映画だなぁ、と思いました。人は自分以外のなにものかになれるのか、といった実存的問いかけ(笑)が冒頭に置かれているんですが、それよりもコミュニケーションだとか言語といった問題を考えながら観ました。光石研が演ずる典型的な「根は優しいが、優しすぎるあまり上手くその優しさを表現できない人」、一言でいうと「不器用な人」ということになりますが、それがとても良い。幼馴染(役所広司)と再会した、光石は役所がワケありの人物である、ということを察し、非常にデリケートな対応をせまられてしまう――のだが、その要請をうまくこなせない。彼は慌て、ドキマギし、不自然な対応をしてしまう。しかし、彼以外は、役所が持った「ワケ」を知っていても、自然な振る舞いをすることができる。だが、光石にとってはそれが無神経なものと感じられる。冒頭で彼が表現するいらだちとはそのようなものだ。あと、宮崎兄妹と役所広司がごはんを食べるシーンとかも良い。





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