ホルヘ・ルイス・ボルヘス『続審問』

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続審問 (岩波文庫)
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J.L. ボルヘス
岩波書店
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 ボルヘスの評論集『続審問』を読み終えました。これはむちゃくちゃに面白かったです。異端的な思想家・科学者・文学者への言及が満載で「へぇ……こんなおかしな人がいたのかぁ……」と大変ためになりました。小説と同じぐらい面白いのですが、彼の小説とこれらの評論は地続きで、書きたいことがブレていないので「小説と評論の面白さが変わらないことは当然だ」とも思います。超オススメ。





 この本のなかでボルヘスは、何度も時間・知識・夢といった彼の小説のテーマにもなっている事柄についても書いているのですが、それらを読んでいると「なぜ、ボルヘスはあんな迷宮的で、なんだかよくわからない小説をいっぱい書いていたのだろう……」ということを考える際のヒントがいくつももらえる気がしました。ちなみに収録されている『ジョン・ウィルキンズの分析言語』という文章は、ミシェル・フーコーの『言葉と物』の冒頭で引用されていましたね。いくつかプラトンへの言及もあるのですが、個人的にはこの部分が「おお、ちゃんと何を言ってるのかがわかる!」と思えたのも嬉しかった。





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