武満徹 ≪秋≫

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武満徹:琵琶、尺八、オーケストラのための「秋」
沼尻竜典
コロムビアミュージックエンタテインメント (2004-12-22)
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 「そういえば、ノーヴェンバーであるなぁ」と思ったので武満徹の≪ノーヴェンバー・ステップス≫を聴こうかと思ったのだが、生憎と我が家のCD棚には存在しないのだった。てっきり持っているとばかり思っていたのだが、記憶違いだったようである。その代わりに≪ノーヴェンバー……≫の続編的な作品である≪秋≫を聴いた。これは≪ノーヴェンバー……≫と同様、琵琶と尺八とオーケストラという楽器編成の作品である。邦楽器と洋楽器の共演だが、そこでは融合や調和が目指されているとは思えない。むしろ、オーケストラが生み出す豊かな色彩感と、琵琶と尺八のモノトーンとのコントラストが際立つばかりである。特に琵琶の音色は「荒涼」という言葉が頭に浮かぶほどだ。よって、この作品のなかでは「豊かな秋」と「寂しい秋」というふたつの秋のイメージが対比される。





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