シャルロット・ゲンズブール/IRM

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Irm
Irm
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Charlotte Gainsbourg
Elektra / Wea (2010-01-26)
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 新譜。シャルロット・ゲンズブールについては、セルジュ・ゲンズブール(あ、ソラミミにいっぱい採用されている人ね、という認識)の娘、ってことしか知らなかったんですが、今回のアルバムは「ベックが全面プロデュース」ってことだったので買いました。前のアルバムはナイジェル・ゴッドリッチがプロデュースしてたって言うのだから、流れとしては不自然なところは何もない。っていうか、パッと聴いてみるとベックなんだか、ゴッドリッチなんだかわからない、と言った作りです。これは『Sea Change』以降のベックにも言えるのですが、まぁ、良くも悪くもベックの音作りが全面に出ている。果たしてこの路線が一体いつまで続くのか……と思わなくもないのですが、悪いアルバムでは決してない。むしろ素晴らしいアルバムだと思います。



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 アルバムに収録されているベックとのデュエット曲「Heaven Can Wait」。これだけ聴くとベックの新譜じゃねーか!! と思いますね。





 正直言って最近の音楽の潮流などまったく知りませんし、ほぼ無関心ではあるのですがヴァンパイア・ウィークエンドの音とのつながりを見出せそう……そんな感じもします。バリバリの編集マジックが効いた音作りではあるのですが、音の録り方やミキシングに生々しさを残している。例えばギターの音ひとつとっても良いですし、すごくマイクと楽器との距離の近さを感じさせます。しかし、それは密室的な宅録感を想起させるのではなく、あくまで室内楽的な親密さのある空間で広がっていくような感じがある。そこが良い。優しい音作りと力強さが自然に同居している。この音の対極に、景気の良いスタジアム級のバンド・サウンドがいるのでしょう。





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