ジョルジュ・ミノワ 『悪魔の文化史』

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悪魔の文化史 (文庫クセジュ)
ジョルジュ ミノワ
白水社
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電車のなかで読んでたら人から変な風に思われそうなタイトルだが、キリスト教にとって悪魔とはなにものなのかを、を中心に、文学や20世紀の映画などで用いられる悪魔のモチーフについてまで取り上げる至って真面目な宗教史・文化史に関する本。旧約聖書では目立った存在ではなかった悪魔が新約聖書では急に登場回数を増やし、善なる神やキリストと対立しはじめるという整理はたしかにその通りだと思ったし(旧約聖書における神は、嫉妬深く良い存在か悪い存在かハッキリしない性格を持っている)、そして悪魔のイメージの成立史では、現在でいうイランだとかエジプトなどに存在していた異教の神々のイメージが色濃く反映していることなどいろいろと面白い。魔女狩りや悪魔払いについても詳しく記述されていて、へえ〜、となった。

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