PRINCE/LotusFlow3r

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LotusFlow3r
LotusFlow3r
posted with amazlet at 09.04.27
Prince
NPG (2009-04-07)
売り上げランキング: 29


 プリンスの新譜。00年代後半に入ってからほぼ毎年猛烈にクオリティが高いアルバムを発表している殿下であるが、今回は3枚組(うち1枚はプリンスがプロデュースしたBria Valenteという女性アーティストのアルバム)というキチガイ染みたボリューム。この枚数だと「アウトテイク集なんじゃねーの?」と不安になったが、それはまったくの杞憂で前作『Planet Earth』以上にギター弾きまくりで、異様にブルース色、ジャズ・ファンク色が濃い一方で、バラード曲もすごく良い曲が揃っている1枚目、時代錯誤感溢れるディスコ・チューンがある意味で時代の先を行き過ぎている2枚目、という激アツなアルバムなのだった。ジャケがひどい(イタリアのヘヴィメタ・バンドみたい)、紙のケースからCDが取り出しにくい(買った日にケースが破れてしまった)など、ものすごく些細なことに目を瞑れば、間違いなく「プリンスは最新作が常に代表作」説を強めるものとなろう。猫も杓子もUTADAでさえも、エレクトロな音作りに走っている感のあるトレンドをまったく無視して*1制作している感じがあるのだが、近作では最もポップな仕上がりになっているんじゃねーのか、なんても思う不思議なアルバムである。すごい。みんな買ったほうが良いよ!!



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(「Crimson and Clover」。こんなにひどいPVもなかなかない)追記;最初1枚目の方が聴き易くて良いなぁ、と思っていたけれど、本当にすごいのは2枚目な気もする。聴いてて苦笑が堪えられないほど、90年代っぽい音が満載なんだけれども(それを最新機材でパワフルな音圧にしたみたいな。音が妙に生々しい)、これは“まだ”他の人には真似ができない音なんじゃなかろうか。聴きようによっては「90年代にプリンスがやれば良かったこと」を今になってやっているだけにも思えるし、本当に空気が読めてないだけかもしれないけれど、その唯我独尊っぷりに痺れてしまう。マジで最高。想像だけれど「あ、これ今やっても良いんだ!」と勇気をもらったアーティストもいるんじゃなかろうか。




*1:結構派手にヴォーカルにエフェクトを使っている曲があるけれど、それはプリンスのお家芸みたいなものだ





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