Moritz Von Oswald Trio / Fetch

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Fetch
Fetch
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Moritz Von Oswald Trio
Honest Jon's (2012-06-18)
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ドイツのミニマル・テクノ界の大御所、モーリッツ・フォン・オズワルドさん主宰によるトリオの新譜を聴きました。きっかけは、インターネット界の「死んだ馬」代表はてなダイアリーにおいて、優れた日記文学と音楽レビューを送り出し続けている「日々の散歩の折りに」で紹介されていたことですが、このブログに載っていて、ム、なんか気になるぞ、というモノはまったくハズレがありません。今回も大ホームランでした。ひたすらミニマルなビートのうえで、強烈なダブ処理をかけられたベースやトランペットや奇怪なパーカッションやメタリックなノイズが展開されるダークでクールな1時間弱。


緊張と弛緩とによって織りなされるダイナミクスではなく、そのふたつの相反する空気感がつねに同居して継続するような不思議な音楽で、なぜかチベット密教の音楽とか、ハンス・ヨアヒム・ローデリウス主催によるQlusterのアルバムを思い出しました。うだるような昼の暑さのなか、アイスコーヒーを歩き飲みしつつ、このアルバムを聴いていると、こうなにか、その辺に穴でも掘って、そこに頭から入り、土でもかぶせてもらって秋がくるのを待ちたくなるような……そんな気分になってしまうのでした。あとiTunesにインポートしようとしたらジャンル名が「Jazz」とでたのも度肝を抜かれましたね。もしかしたらこれがジャズの未来型なのかもしれないけれど、未来っていうか平行世界、まるで12人目のイマームが隠れている世界から来たジャズ、といったほうが適当な気がします。

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