リチャード・ブローティガン『芝生の復讐』

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芝生の復讐 (新潮文庫 フ 20-3)
リチャード・ブローティガン
新潮社
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 新潮文庫、4月の新刊。相変わらず、ブローティガンの作品には肌があわない感じを抱きがちである。この、どこかほのぐらいような、けだるいようなユーモアがきらめく白昼夢的世界に落ち着ける日が訪れるのだろうか……と彼の作品に触れるたびに思う。物語性を排した、散文詩のような短編小説のなかで言葉が飛び跳ねているところは魅力的に感じるのだが、どうも居心地が悪い。



わたしの祖母は、彼女なりに、波乱のアメリカ史に狼煙のごとく光を放つ存在である。



 しかし、この一文だけでも、この苦手な作家(『西瓜糖の日々』、『アメリカの鱒釣り』を読んで、発覚した)の本をレジまで持っていくには充分な理由になる。こういうセンスの素晴らしさには、素直に憧れてしまうなぁ。





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