DJ adorno、活動報告

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 参加された皆様、お疲れ様でした。会場入った瞬間に「あ!これは……もしかして…どアウェーじゃないですか?」と思いましたが、そのとき既に3杯ほど飲んできていたため(出番の前に会場で2杯)、ひるむことなく「イタリアの即興グループの音源(金属質のノイズが延々と入っている)とお経のマッシュアップ」や現代音楽などを垂れ流すことが出来ました。ふと、フロアの方を見ると隅っこのほうでツイスターに興じている皆様の姿を確認でき、個人的には大満足でございます。一瞬だけでしたが、皆様は私に、自分が「大衆に無視されるアウトサイダーアーティスト」であるかのような夢を与えてくださいました。本当にありがとうございました。


 反省としては最初、ピーター・ガブリエルとかプリンスとか変態っぽいファンクでジャブを打とうとしたのがそもそもの間違いで、やるなら徹底的に最初からルイジ・ノーノとかかけておけば良かった……ということでしょうか。あと「名盤の類は恥ずかしいから持って行くのやめよう」という考えは正しくも、微妙に間違っていた(なぜなら私にとっての名盤が、皆様にとっての名盤とは限らないから……ゴブリンとか用意しとけば良かったな……)。



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足立智美ロイヤル合唱団
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 この日かけた音源の中で、もっとも反応があったのは"決してハモらない合唱団”足立智美ロイヤル合唱団のこのアルバムに収録されている「ゆみこ」という曲。



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 (Youtubeにもアップされていた。こちらの「ゆみこ」は2008年の改訂版)ここでは言葉が本来の使用用途を離れて、一旦解体され、単なる音の素材として操作されている。しかし、そこで言葉は無意味なものになるわけではない。再構築された言葉は「使用法を誤った、正しくない言葉」という意味を有するようになる。足立智美の合唱作品がもつ衝撃は、単なる音響的なおかしさだけではなく、この言葉の操作によってさらに鋭さを増しているように思われる。


 また、「正しくなさ」が誰にでも伝わってしまう、という汎用性の高さも注目すべきところかもしれない。音楽の理論的な「正しさ/正しくなさ」は、音楽に詳しくなければ判断がつかない。しかし、「ゆみこ」はその「正しくなさ」を日本語を話す者の多くに伝えてしまう――この曲が流れたとき、フロアに起こったどよめきは「正しくなさ」が伝わってしまった結果なのではなかろうか、と私は思うのである。


 最後に主催のid:mochilonくん、お疲れ様でした。





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