モーツァルト《魔笛》(実相寺昭雄演出)

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円谷プロ協力によりカネゴンやらピグモンやらメトロン星人やらシーボーズやらがゲスト出演する《魔笛》の公演を観ました。オペラを生で鑑賞するのは初めてで、新国立劇場のオペラパレスに入るのも初めてだったんですが、オペラというのはオーケストラとはまた違った文化を持っているのだなあ、と思いました。今回は二期会が主催の公演だったんですが、やっぱり団体のファンみたいな人や出演者の知り合いの人みたいなの人が多くて、なんっつーかハイソな雰囲気(空気感はヅカのファンにも通ずる気がした)。劇場は4階席の左端で舞台の一部が見えない安い席だったんですが(5000円)、音には問題なかったです。ビリビリくるような音はこないけれど、迫力は感じる。これぐらいの値段でこれぐらいの音ならもっとオペラを聴きにきたい、と思いました。





さて、実相寺昭雄の演出については、日曜の朝にやってるアニメーションの世界でオペラを解釈みたいな感じで、色遣いなんかが目に毒な感じでした。ただ、日本語公演の強みなんでしょうが、セリフの部分にむちゃくちゃギャグを盛り込んでいてとても面白かったです。私もオペラ初心者だったので、これはありがたかった。ぜんぜん、あらすじなども知らずに白紙状態でいったんですけれど置いてきぼりにならない。そもそも、人を置いてきぼりにするような複雑な話でもないんですが(勧善懲悪もの、ですし)。しかし、エジプトの神々がでてきたり、ザラストロと夜の女王がそれぞれ光と闇の二元論的な世界を象徴しているところが興味深かった。修行を経て、徳を高めることによって、神の叡智を授かったうえ、愛もゲットだぜ! っていうのがあるんだけれども、そういうの18世紀っぽいなあ、と思いました。この話の思想的な背景をちゃんと調べてみたら面白そうです。





出演者のなかではパパゲーノ役の人がとても良かった。





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