Jean-Luc Godard / Week End(ウイークエンド)

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今年の夏のボーナスでは、コンポとスピーカーを新調しただけでなく、DVDプレーヤーをBlu-Rayプレーヤーに新調する、という散在もおこなっていたのだが、我が家にはまだBlu-Rayのソフトがなかったので、なにか適当なソフトがないかAmazonで探していたら、ジャン=リュック・ゴダールが「商業映画辞めます」宣言をしたときの作品をまとめたボックス・セットが7割引きだったため驚愕しながら購入した。

ジャン=リュック・ゴダール+ジガ・ヴェルトフ集団 Blu-ray BOX (初回限定生産)
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早速1枚目の『ウイークエンド』(1967)を観た。「商業映画辞めて、政治的な映画を撮ろうぜ」的な時期にあたると聞いていて、どんだけ退屈な映画になるのだろうか、と内心ビクビクしながら観はじめたが、大変面白い映画で安心した。ブルジョワ夫婦の退廃的メロドラマ、みたいな入りをしながら、奇天烈なロード・ムービー(メタフィクション)になっていくところがバカみたいで大変よろしい。延々と続く渋滞のシーンからはフリオ・コルタサルの短編をイメージさせ、そして死体や事故車両や炎上車両がアホほど頻出する悪夢っぽい映像はルイス・ブニュエルの映画を思い出させた(途中で、神を自称する男が奇跡を起こしたりして、ホドロフスキーかよ、とも思ったが、作品としてはこっちのほうが早い)。

こういうふざけた感じの映画も撮っているんだな、ゴダールは、と思ったけれど、真面目な人が頑張ってふざけている感じがして、完全にダダスベりになっているのだが、そこが面白いように思う。そのスベり芸っぷりは、完全に今となってはギャグになってしまったヒッピー集団や政治的アジテートを、今現在どういう風に受け止めたら良いのかよくわからない、という点で加速している。アルジェリア系移民とアフリカ系移民の男が巨大なサンドウィッチ(もちろんパンはイギリスパンではなく、パリジャンである)をモグモグしながら、その背景で長々と政治声明が語られるのは、果たして、公開当時もこれはシリアスなメッセージに成りえたのかどうか……。

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なお、こないだ購入したBDプレーヤーはこちら。1万円を切っていて「え……いま、プレーヤー単体だと、そんなに安いの……?」と驚いた。リモコンが小さくて、ちょっと安っぽいが、機能的には問題なく満足。試してないけど、PAL方式のDVDも再生できるらしい。

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