シューマンの交響曲

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シューマン:交響曲全集
バレンボイム(ダニエル)
ワーナーミュージック・ジャパン (2004-02-18)
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 季節に急に秋めいてきた(今夜は会社を出たら金木犀の香りがどこからか漂ってきた)と思ったら、急にクラシックが聴きたくなったみたいである。自然と「今日は、アレ聴きなおしたいな」なんて思うようになった。そういえば、少し前から在京オケの秋の定期演奏会シーズンがスタートしている。今日は昨日の気分がちょっと引きずっていたので、ロベルト・シューマンの交響曲を聴いた。そういえば、初めてシューマンの音楽を「素晴らしい」と思ったのは、このダニエル・バレンボイムによる全集に触れたときだ。



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(こちらはカール・シューリヒト指揮による交響曲第3番《ライン》。なんてマニアックなセレクトなんだ……)シューマンの作品で個人的にとても好きな部分は、リズムの操作が愉快なところである。《ライン》の冒頭から、いきなり痺れるような主題の提示があるけれど、ここのシンコペーションからしてダンサブルな魅力を感じてしまう。こういう書き方は確実にシューマンの次の世代であるヨハネス・ブラームスにも受け継がれているように思われるのだが、20世紀に入ってベラ・バルトークや、イーゴリ・ストランヴィンスキーによってリズム革命とでも言うべき固定的な拍子の解体が行われた先駆としてシューマンのリズム書法が位置づけられるのではないか、などと妄想してしまう。バルトークもストラヴィンスキーも所詮、シューマンを発展させたものに過ぎないのではないか、と。



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 ヘルベルト・フォン・カラヤンによる交響曲第4番のリハーサル風景。シューマンは交響曲を4曲書いていて、なかでもこの4番はちょっと異色な感じなほど重厚感が漂う音楽である。一番最初の音を何度も弾かせるカラヤンの姿を見て「そうそう、ここはやっぱりモリモリッとした感じがないとダメだよな」と思った――「これは特に雰囲気が大事な作品だ」とカラヤンも言っている。典型的なドイツ交響音楽のはじまり、といった感があるけれど、この重苦しい雰囲気にいつも「これから何がはじまるのだろう……」とドキドキさせられることは多い。



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 これだよなぁ!なぁ!





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