マーラーの交響曲第7番について

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マーラー:交響曲第7番
マーラー:交響曲第7番
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 先日、マーラーの交響曲第7番を聴きながら12キロ走った、というようなことを書いたけれども、マーラーが書いた11曲の交響曲*1のなかでも私はこの作品が今最も好きである。“今”と書いたのは、季節や気分によって最も好きな番号がころころ入れ替わるせいだが、この第7番は位置づけが安定している。彼が書いた後期のなかでも、最も多様な音楽的要素が様々な色が揃ったブロッグが詰まったおもちゃ箱をひっくり返したように登場するところと、第9番のようになんだか気が遠くなるような気分に陥ることがないところがその理由である。混沌とした遊戯的な音楽が絶妙なバランスで綱渡りしているようなところも素晴らしい。



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 Youtubeで検索をかけたら一番に出てきたのが、このマイケル・ティルソン=トーマス指揮サンフランシスコ響による演奏。これはなんだかアポロン感が全開の演奏で、マーラーのデモーニッシュなイメージからは少し遠い演奏のような気がするが、こういったマーラーも聴いていて楽しくなってくる。このパワフルな金管の響きは生で聴いたらきっと鳥肌が立ってしまうだろうな……。



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 第4楽章のアンダンテ・アモローソもとても楽しげ。全5楽章のこの作品のなかでも、この牧歌的な楽章はギターとマンドリンが特殊楽器として使用されていて、とても面白い響きが聴ける。この作曲家は無茶な演奏の指定をしておいて、そのときに出る特殊な音色を要求するようなところがあるのだが(合理的に響くオーケストレーションではなく、合理的ではない響きのオーケストレーションを研究するかのように……)、それとは別に打楽器の使用について考えてみても、音色に対して相当のこだわりを持っていたのではないか、と思う。



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 終楽章はメタルだ!




*1:第10番は未完





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