松本零士『ガンフロンティア』

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 松本零士の『ガンフロンティア』を読みました。部隊は西部時代のアメリカ。主人公のトチローとハーロックは「アメリカに漂流しそのまま定着した日本人の末裔」であり、その生き残り。ふたりはまだ大陸に潜んでいるという同胞を探して西部を放浪する……そこに謎の女、シヌノラが現れて……という話になっているのだが、基本的なところは『銀河鉄道999』などとあまり変わらず、オムニバス形式でさまざまな街をめぐり(そして街を次々に破壊しながら)旅をする。ここでのシヌノラは、松本零士の描く「母性」のひとつの性的で淫靡な変奏であるように思われ、自分が関係を持ったトチローとハーロックを助けるために、自らの体を売ることにも躊躇しないという献身は、今日においてはかなりどうかと思われる描写となっている。ホントこういうものが描ける時代があったのだなあ……というところが感慨深い。性的な描写は全体的に黒く塗りつぶされているものの結構エゲつない(5人以上を相手にした乱交、上の口と下の口で同時にビールを飲まされる、など)。



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