細島一司 『COBOL ポケットリファレンス』

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COBOLポケットリファレンス
細島 一司
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まさかCOBOL関連の書籍がポケットリファレンスのシリーズにはいるとは……。なんだかんだ金融関連などはまだまだメインフレームが多いし、こうした書籍に対するニーズも消えていないということでしょう(表紙のメインフレームの写真が輝いてますね)。私が知るなかでは唯一の「逆引き形式」のCOBOL本。著者は『標準COBOLプログラミング』の方。

標準COBOLプログラミング
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細島 一司
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『標準COBOLプログラミング』のほうは普通の教則本的な感じ。COBOLでオンライン業務の画面制御までやる、みたいな超レガシー感をあることがいろいろ書いてある。レガシー感で言えばポケットリファレンスも同様で「これをやるならまずCOBOLでやろうとは思わないな……」ということがチラホラ。テストツールがどうしても必要になったときに参照するかも? と思いますが、こうした本の存在自体、周囲のベテランSEさんに見せただけで爆笑モノなのでネタとして活用するには十分元が取れた気も。そもそもできることはIBMが提供してる言語解説とプログラミングガイドを参照すれば全部書いてあるし、書いてあること自体がそんなに多くない言語なので「こんなことできるんだ〜」みたいな発見はなし。

でも、金融系のユーザー系システム子会社に就職して、何の因果かCOBOLを扱うはめになった若者向けにはとても親切な良い内容だと思う。単純な文法と文例解説だけではなくて、読み/書くときの視線、気をつけなくちゃいけないポイントまで教えてくれているのが親切。また、COBOL資産を移植するとか、COBOLのコンパイラーをアップデートするとか、これからもCOBOLで! な方々向けに気をつけるべき点なども記載されている。ポケット、と良いながらベテラン・メインフレーマーの経験が詰まった良書なのでは。

『メインフレーム実践ハンドブック』、『MVS JCL逆引きリファレンス』と一緒に持っておくと時間的に余裕はあるが、ちょっと困ってることなどがすぐ解決できて良いかも(また後輩にモノを教えるときにも大活躍!!)。COBOLとメインフレームの技術は涸れまくってるので一度覚えたら変わらないことがたくさんあるし、あと20年ぐらいはCOBOLがなくならなそうな気がするので、業界は限られますが「食いつづけられる技術」なのかも。

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