Ramo / Ramo E A Liberdade Musical

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昨年はブラジルのミナス・ジェライスから日本のラテン音楽ファンを賑わす若手ミュージシャンたちの新譜がこれでもか、と届いていたのだった。ハファエル・マルチニに、アントニオ・ロウレイロ、それから買ってないけどもアレシャンドリ・アンドレスもあった。なんだ、なにかムーヴメントが起きているのか、まるで一時のアルゼンチン音響派のように……と思ったが、今年もその火を絶やさないつもりらしい。前述のハファエル・マルチニとアントニオ・ロウレイロが所属する5人組のグループ、Ramo(ハモ)の2009年(?)のアルバムがディスクユニオンに輸入したと聴いて、すぐさま新宿のラテン・ブラジル館にいった次第である。

収録されているのはハファエル・マルチニのアルバムにも収録されていた曲(もちろん違う音源)を含む10曲。高度なコード・ワークと変拍子を駆使して繰り広げられるジャズ・サウンドから想起したのは、ブラジルのフュージョン・グループAzymuthと、Impulse!期のマイケル・ブレッカーだったりした。これは好きな人にはたまらない音楽でしょう。スムースなのにギクシャクしている、メロウなのにアツい。ふたつの要素に引き裂かれつつ、上手いなあ、と聴き惚れるしかない。フルート、ギター、ピアノ、チェロ、ドラムの基本的な編成が室内楽的な密度の高いアンサンブルがとてもキマっている。

ただ、この時点では、上手いなあ、と思うだけで、なんか、いや、ちょっとこういうの聴き過ぎてしまったのか、腰が抜けるほどに持っていかれたりはしないのだった。ほら、一時期、ポストロックと呼ばれるバンドの人たちが国内外でわんさかでてきたでしょう。もはやポストロックと言われても「はあ、郵便屋さんをしながらロックンロールでございますか」と誤解を招きかねないほどこじんまりしたものとなっている気がしますが、あのときの「また、こういう感じかア」って感想に近いものがある。ノラ・サルモリアとかもそうなんだけれど……。そうした意味で、アントニオ・ロウレイロのソロのガッツリくる具合ってすげえなあ、とも思った。

とか言いつつ、まだちょっと見切るには早すぎるので、このあたりの人たちを聴いていきたいです。

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