ニクラス・ルーマン 『目的概念とシステム合理性: 社会システムにおける目的の機能について』

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目的概念とシステム合理性―社会システムにおける目的の機能について
馬場 靖雄 上村 隆広 ニクラス・ルーマン Niklas Luhmann
勁草書房
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1968年に刊行されたルーマンの著作を読む。これ以前の等価機能主義をシステム論の言葉で言い換えることで、精緻化しようとするという著作。なので、これ以前のルーマンの論文を押さえていないことには読んでも得るモノは少なそう(つまり、初期論文の翻訳の刊行が望まれる……のかもしれない)。自分のブログを確認したらすでにこの本の序論は、三谷さんの翻訳で読んでたのね……。当然、等価機能主義からシステム理論へ、という翻訳であるので、なにか新しいことが言われてるわけでもないハズ。要点をすごい乱暴にまとめてしまうと
  1. 社会は複雑。複雑だとみんな意思決定とかできないハズ
  2. でも、みんな実際には決定してる。なぜだ?
  3. たとえば目的が設定されると複雑性が縮減される!(目的に関係ない情報を見ないことにできる)
  4. 目的は必然的に決定されるものでなく交換可能なハズ。それぞれ等価なモノがないかとか分析したら、社会の別なあり方が模索できる気がする!
とかこんな感じ。そのなかで目的設定を目的プログラムとか言ってみたりして、IT業界に身をおくものとしては、ルーマンがこうしてコンピューター用語を使用するときに、どういうコンピューターやプログラミング言語を想定しているのかが気になるところである。やっぱりFORTRANとかなんですかねえ。

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