『ペイルライダー』(クリント・イーストウッド監督作品)

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ペイルライダー
ペイルライダー
posted with amazlet on 08.02.17
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 先日友人と「ルイス・ブニュエルの映画をひたすら見ながら鶏団子鍋を食う」というよくわからない催しをおこなったとき、全然関係ないところでイーストウッドの話になり(正月の深夜になぜかイーストウッドの関連作品を一挙放送してたせいだと思う)「『ペイルライダー』観た?」、「『ペイルライダー』観た?」、「『ペイルライダー』観た?」と3回ぐらい聞かれたので『ペイルライダー』観ました。ビックカメラ行ったら「『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』公開記念」とか言って、一枚1500円でイーストウッド関連作品が投げ売られてんの。その隣りでしっかり『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』も1500円で売ってましたからね、眩暈がしました。


 映画はすっごい面白かった。テンポ良し、映像良し、美少女も出てくるし、私の好きな「歯が汚い感じの悪役」もたくさん出てきて最高に楽しい映画でした。冒頭から「こういう映画ってなんかあるよね、これってなんかのパスティーシュなの?」と既知感バリバリで終始気になっていて、調べたら『荒野のストレンジャー』の実質的なリメイクとのこと。まあ、この作品も未見なので「へえ」という感じでしたが「勧善懲悪のウェスタン」を作ろうとすれば、必然的に何かの焼き直し的な意味合いを含んでしまいそうな気もして、その過去の作品の拝借/言及(意図していたにせよ、していないにせよ)がこの映画における速いテンポを生み出しているように思います。作品を見る前から、作品が観客と作り手の間である程度共有されている――ゆえに、理解の速度がアップする、というような。「あー、コイツ殺されるんだろうなー」ってヤツがちゃんと殺されて、意外性みたいなとこあんまり突かれないし。


 あと「えー、なんかこれ綺麗さっぱり行ってなくない?」と後味の悪さ(オノマトペで表すなら「じーん……」じゃなくて「じょわぁぁん」という感じ……)も好きなんですけど、イーストウッドが画面に出てるだけで「うーん、まあ良いか」という感じで納得してしまうところがあるのですごい。





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