Wayne Shorter/Juju

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JuJu
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Wayne Shorter
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 ウェイン・ショーターの1964年のアルバム『Juju』を聴く。こちらはアート・ブレイキーのバンドをやめて、マイルス・デイヴィスのバンドに加入したのと同時期のもの。この時期の彼のリーダー・アルバムは他に『Speak No Evil』を持っているのだが、この年、彼は他に『Night Dreamer』というアルバムを含めて3枚もアルバムをリリースしており、しかも全部ジャケットの色合いが似ているものだから色々と混乱してしまう。こんな具合である。



Night Dreamer
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Speak No Evil
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Wayne Shorter
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 演奏の密度はとにかく濃く、カッコ良い。しかし、マイルスのリーダー・アルバムと比べると断然マイルスのほうが好きである。曲も良い曲ばかりなのにも関わらず、なにかに欠けるような気がしてくる。


 タイトル曲である「Juju」は、西アフリカ民族に伝わる呪術をテーマにした、とあるのだが、どうもそういったコンセプトの徹底がなされていないような感じもする。ウェイン・ショーターという人は、優れた演奏家/作曲家であったかもしれないが、全体を導くプロデュース能力は天才的と言えるほどではなかったということなのかもしれない。





 あと、バックの演奏がそのまんまコルトレーンのバンドなせいか『至上の愛』を聴いているような錯覚に陥るところがある。当時、ウェイン・ショーターはポスト・コルトレーンとして新進気鋭の演奏家だったのだが、その一方で「コルトウェイン(アイツはコルトレーンをパクり過ぎ)」などと揶揄されることもあったと言う。でも、これってウェイン・ショーターのせいではなくて、バックに要因があったのではなかろうか……。エルヴィン・ジョーンズにもマッコイ・タイナーにもものすごくクセがあるし。





 なんだかあまりポジティヴなことを書いていないのだが、私はこの人の書く曲がとても好きである。とくに「Footprints」みたいにモーダルで、リズム隊が力強いフレーズを反復する曲が良い。『Juju』に収録されている曲ならば「Mahjong」という曲がそれにあたる。どこがどう麻雀なのかはよくわからないが……。





 ずっとアドルノのことばかり書いているとホントにこのブログを読む人がいなくなってしまいそうな気がするので、最近買ったCDのことなどもいつもどおり書いていこうと思う。





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