久しぶりに新宿ピット・インへ(今ブログで検索かけてみたら、前にいったのは3年も前だった。前の前はやはり大友良英を観ていたらしい)。ここ数年、クリスマス・イヴの新宿ピット・インには大友良英が出演していたと記憶しているが、クリスマス・イヴに観にいくのは初めて。今日は当ブログにも感想を書いた2枚のアルバム*1のレコ発ライヴという催しでした。また、過労により難聴になってしまった大友さんの復帰ライヴでもあったよう(Twitterを見なくなってしまったので、JAMJAM日記を読んで驚きました)。さらに言えば、このライヴが私の2010年ライヴ締めとなる予定。今年観たライヴについては、今度改めてまとめましょうか。
いや、しかし、すでに発売している2枚のアルバムを聴いていて、今日のライヴを観れなかった人は後悔すべき! と壇上から説教したくなるような良いライヴでした。大友・水谷・吉垣というONJQ時代から続くメンバーによる演奏は「今、俺、日本で最上級のインプロヴァイザーの演奏聴いてるわ~」という実感がヒシヒシと沸いてくるような極上モノで、さらにSachiko Mとジム・オルークがそこへ加わってくる。音は豊かになるのだが飽和しない。このレイヤーの作り方というか、音の構成力がバンドの上手さを物語るようでした。こういう音に触れると、自分の耳が鍛えられるような気分になります。
モダン・ジャズのカッコ良さ、といえばサックスの男根的なカッコ良さがかなりの部分を占めている、ように思われるのですが、トリオになってその男根性がギターへと集約されることにより、また新しいジャズが書き直されることになる、のかもしれない……などとも思いました。でも「FLUTTER」とかも聴きたいっす!
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