牛越 博文
日本経済新聞出版社
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著者は元日本生命の職員の方。日本の介護保険制度について網羅的に掲載した資料。これ一冊読んだら大抵のことは把握できると思うし、2012年度からの制度改正における変更点から記述されているので、現行の制度がどういう方向を目指しているのかを知るにもなかなか役立つ。介護コストの説明で使われている資料が、基本的には横浜市が提供している資料を引用しているのにたいして説明が一切ないのは減点だけれど(介護報酬の単位が都市部だと高くなる現行制度では、横浜市は上から3番目のランクになる。よって、全国平均と比べたら介護サービス費用はちょっと高くなるハズ)ほかは悪くない。
- 地方自治体へ運営主体を移行
- 介護サービスの効率化
- 被保険者負担の平準化
介護制度の変更ポイントをものすごくざっくりまとめると以上の3点になるだろうか。このなかには介護するほう(つまりサービスの提供者)も、されるほうも大変なイメージのある認知症介護に対して報酬要件が増えていたりする。著者の主観というか、分析はあまりはいってないので、上記でわたしがあげたようなポイントを押さえた傾向だけ知りたい人はもっと解説チックなテキストがオススメ。自分も、自分のまとめが正しいかどうか検証しないといけないので、もう一冊ぐらい介護制度についての本を読んでみたい。
えーっと、仕事関連の本です。
追記
各自治体で発行している介護関連の資料とあわせながら読むと、すごくよくわかって良い!
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