BUCK-TICK
徳間ジャパンコミュニケーションズ (2014-06-04)
売り上げランキング: 29
徳間ジャパンコミュニケーションズ (2014-06-04)
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音楽的にも、ここ数年の方向性の彷徨い方(もちろんそのとき、そのときで最高だったワケだけれど)がついに定まったのではないか……。初期の純ビートパンクみたいな楽曲もありつつ、打ち込みもありつつ、で集大成感がものスゴい。様々なところにフックが隠されていて、今井寿と星野英彦のソング・ライティングの性格がアルバムのなかで絶妙なバランスをとっている。樋口豊のベースがバンド全体を引っ張っていく感じも過去最高に強烈だ。あんまりテクニカルなことをやっているわけではない、というか、基本ルート弾きかヒッジョーにシンプルなリフレインを繰り返しているだけなのに、時にピーター・フック以上の存在感を見せているのは驚異である。これもまた、長年活動してきたバンドならではの調和、なのだろうか。BOØWYやX-JAPANや、LUNA SEAが解散したり、活動休止したのに対して、BUCK-TICKはそうした休止をしなかったのにも、そうした各メンバーの関係性が起因しているのかも。とにかく超スゴいアルバムです。
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