吉田一郎不可触世界
SPACE SHOWER MUSIC (2015-05-13)
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ヴォーカリストとしての魅力は残念ながらあんまりないし、日本語ラップのような部分は聴いていて恥ずかしい感じもする。ただ曲はとても良い。「たまプラーザ」なんて、向井修徳に歌ってもらいたいな、と思わせてくれる。
ベーシストではなく、一個の肉の固まりとしての吉田一郎の想いがここに集まり、沼から突如フナを咥えて這いずり出てきた河童のエグい匂いを漂わせながら/それに出くわし/おののきながらも未知の好奇心を刺激された十才の少年のような純粋な煌めきを放っている。(向井秀徳)これ以上の言葉が思い浮かばないのが悔しい。ジャケットに使われている絵も、吉田一郎自身による自画像だそう。これもなんだかすごい絵で、もちろん上手くはないけれど、LSDを摂取した画家が描いた猫の絵を思い出させてくれる。
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