荒木飛呂彦 『荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟』

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荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟 (集英社新書)
荒木 飛呂彦
集英社 (2013-05-17)
売り上げランキング: 1,478
読み逃していた荒木飛呂彦の2冊目の新書を読んだ(1冊目に関する記事はこちら)。「映画の掟」とあるが、著者がひたすら自分の好きなサスペンス映画について、その映画がなぜ面白いのかを語りまくる内容。この映画分析が、物語の構造解析というか文法解析というか、なにかストーリーの運動理論のようでとても面白い。難しい言葉を一切使わない、語り口の軽妙さもとても良い。荒木飛呂彦がテレビ番組のインタヴューに答えている映像を何度か見たことがあるけれど、そのときの口調であるとかスピード感が文章によく出ていると思った。

やっぱりアレだけの漫画を描いている人だから、ちょっと天然な部分もあってそこも良かった。たとえば
たぶん誰の心にも駆け落ち願望があるでしょう。僕にはあります。向かうのは地の果てにあるような、寂しい土地がいい。
 ……駆け落ち願望……ないよ……! でも、言われると著者が思い浮かべているような情景は共感できる。あと著者はカーク・ダグラスが好きすぎるのではないか、と思った。

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