Adriana Calcanhotto/Mar〓

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Maré
Maré
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Adriana Calcanhotto
Sony/BMG Brazil (2008-06-10)
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 ブラジルの女性ミュージシャン、アドリアーナ・カルカニョットの存在はid:mthdrsfgckrさんのブログで知った。今年の夏頃に発売された新譜を今更に聴く。プロデュースはアート・リンゼイ大先生。音楽をデザインする能力に長けた人だなぁ、自分がやりたい音楽の形がものすごく見えてる人なんだろうなぁ……と思わせる仕事ぶりである(ちょっと控えめにギター・ノイズで演奏もしている)。大体このアルバムを買ってみようと思ったのも、彼がプロデュースしたという情報があったからなのだが、自分のなかで彼の存在がそのようにリスペクタブルなことになっていることに驚いたりもする。よく考えたらブラジルの音楽が特別好きなわけでもないのに。結果的に内容が好きになれたので良かったが。



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 まぁしかし、この手の音楽はどれも同じに聴こえてしまう。ボッサという音楽の形式(あるいは『これはボッサである』という固定観念)が割と厳格に定まっているせいもあるかもしれないけれど、単に知識不足、それから私に貧しい耳のせいであろう。かといって、嫌いなわけではなくて、今回みたいに「ああ、これは良いアルバムだなぁ」と思ったりする。どれも同じに聴こえるのに。なので、神のお告げだとか、気まぐれでも起きない限りボッサには手を出さない。



ほとんどのインド料理店はさまざまな方向性こそあれ、アヴェレージはみな同じようなもんで、それぞれ同じように旨い。と思ってしまう。(中略)みんな同じだ。で、じゃあ詰まらないかというとそんなことはなく大好きだったりする。(中略)この不思議な、不感症的な愛着は何だろうか。



 (菊地成孔『スペインの宇宙食』P.219-220より)そういえば、スティーヴ・ライヒの音楽についても同じように感じる。ライヒの場合は、ジョン・アダムズの曲と区別がつかなかったりもする。





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