アドリアーナ・カルカニョット来日公演 《サンバの微生物》 @よみうりホール

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サンバの微生物
サンバの微生物
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アドリアーナ・カルカニョット
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とても良かったです。私にとってのアドリアーナ・カルカニョットは、美人なんだかそうじゃないんだかわからない、真面目なんだかふざけているだかわからない、暗いんだか明るいんだかわからない、でも、良いよね、聴けちゃうよね~、というブラジル人ミュージシャンなのですが、その魅力はライヴで観ても変わらなかったですね。濃淡や硬軟が多彩な無数のキャラクターを自在に操って、ステージ上で演じるようなパフォーマンスでした。最新作と前作はほんのりダークなイメージがあって、ダークな感じの人なのかな、鬼束ちひろみたいな……とか勝手に想像してたんだけれど、すごいチャーミングで。謎の振り付けで踊っているときの腰のキレや足の運びはさすがにサンバの国だな(黒人系のダンスとはまるで違うムーヴ)と思いましたし、でもその謎の振り付けもカッコ良いんだか、笑えるんだかわからない、という二律背反のなかで展開されている、という。ああ、なるほど、彼女が「女カエターノ」などと呼ばれるのも理解できるかもしれません。





バンドはドラムにドメニコ・ランスロッチが。シンバルなし、スネアとバスドラだけという異様にミニマルなドラム・セットから、えらいグルーヴをひねり出しており、もう大変なことになっている、っていうか、モレーノ・ヴェローゾとやってるときや、自分のソロでよりもずっとスゴいドラム叩いてるじゃないか、この人は、とびっくりしました。手数が多いとかではなく、ドラムによって空間を染めていく感じ、が良かったです。ただ、バスドラの音はデカ過ぎたんじゃないか、と。ベースと全面的に音がかぶってしまい、まったくベースが聴こえない、ギターもよく聴こえないよ、という非常に音のバランスが悪い状態がありました。あと、高音域で小さくノイズが乗ってたり、音がちょっと雑に乾いてる感じがしたり、音響面はちょっと残念だったかも。会場が古い、とかいろいろ原因はありそうですが。





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