Vicky Chow / Tristan Perich: Surface Image

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Tristan Perich: Surface Image
Tristan Perich: Surface Image
posted with amazlet at 14.10.30
New Amsterdam (2014-10-28)
先日紹介したスティーヴ・ライヒの新譜に参加しているピアニスト、ヴィッキー・チョウのアルバムが届いたので聴いている。取り上げられているのは、ニューヨークのアーティスト、トリスタン・ペリッチによる《Surface Image》という楽曲(『アーティスト』というとてもぼんやりした表現がいやらしいが、この人の場合、作曲もするし、インスタレーションも作るし、という感じなので、肩書きに関しては曖昧にしておこう)。彼の過去の作品には《1-Bit Symphony》という、CDケースに簡素な電子的な装置を組み込んで、楽曲を再生させる非常にコンセプチュアルな作品がある。どんなものかは以下の動画を見てもらったほうが早いだろう。

《1-Bit Symphony》の紹介動画(フランス語)

とにかく、簡素な電子音でいろいろやってますよ、というアーティストであるらしい。ヴィッキー・チョウが初演もつとめている《Surface Image》も、40chの超マルチ・チャンネルとピアノのための楽曲である。超マルチ・チャンネル作品自体には目新しさもなにもないし、今回の録音でそれが再現されているわけでもない。63分に渡る楽曲は、冒頭、ピアノのみではじまる。これが、ザ・ミニマル・ミュージック、というやつで「スティーヴ・ライヒのパクりみたいなヤツをまた掴んでしまった……」と思った。が、曲が進むにつれて良くなってきた。

《Surface Image》のライヴ映像

目新しくないけれど、やはり40chの電子音の物量感は素晴らしく、反復によってもたらされる高揚感はブルックナーやモートン・フェルドマンに近いものがある。新宿のタワレコのニューエイジ・コーナーとかが似合う感じではあるが、なかなかいいじゃないですか、と思った。

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