種本祐子(監修) 『初歩からわかる新大陸のワイン入門』

0 件のコメント
1000円〜3000円ぐらいの範囲で、美味いワインを探すにはいわゆる「ニュー・ワールド」系を選べ、というのがもはや一般常識化していると言っても良いだろう。アメリカ、オーストラリア、チリ、アルゼンチン。新大陸のワインには安くて美味しいワインがたくさんあって、わたしも最近酒屋に足を運んで時には試飲しながら、美味しい一本を探す、というレジャーにハマりつつある。

とはいえ、これほどポピュラーになったニュー・ワールドのワインのことを、よく知らないことに気づいたりもするのだ。カリフォルニアといえばナパ・ヴァレー。オーストラリアならシラーズ……。有名なものはそれぐらいで、フランスならば、ボルドー、ブルゴーニュ、コート・デュ・ローヌ……と地域ごとに細分化されているけれど(ボルドーなんか左岸と右岸とで別々にカテゴライズされているレストランもある)、ニュー・ワールドのことは、国ごとになんとなくざっくりしかわかっていない。

このわからなさが、魔境っぽくて面白いのかもしれないけれど、ちゃんと勉強したくなって、読んでみたのが『初歩からわかる新大陸のワイン入門』。これがなかなかの名著だったのだけれども、書名はちょっとミスリーディング、というかもっと適したタイトルがある気がする。ぶどうの種類なんか結構詳しく書いてあるし、製法などの基礎も押さえてある。『新大陸からはじめるワインの初歩』と言っても良いぐらいの内容なのだ。

わたしが赤を専門的に飲むので白ワインに関する記述は、読み飛ばしているのだが、赤は重め・辛口に偏っているところはある。でも、今後のワイン選びの力強い指針ができて、とても良い本に出会ったと思う。監修者はヴィノスやまざきの偉い人(刊行された2010年当時)。紹介されているワインのなかに「あれ、これこないだ飲んだ気がするな?」と思って調べたら、ヴィノスやまざきで試飲したやつだったりした。

0 件のコメント :

コメントを投稿