Television / Adventure

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アドヴェンチャー
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テレヴィジョン
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はじめてTelevisionの『Marquee Moon』を聴いたのが、手元にある2004年の雑誌『ストレンジ・デイズ』がきっかけだった気がするので、もう10年ぐらい愛聴しまくっていることになる。こないだもTelevision聴きまくりたいモードに定期的に入っていたのだが「はっ、俺、いつまでセカンドを聴かないでいるつもりなのか」という天啓があって、1978年に発表されたセカンド・アルバム『Adventure』を買ったのだった。セカンドまで10年かかった……って単にリスナーだからなんの苦労もないのだが、まずこの10年をとどまらせた各種批評に文句を言いたい。「Televisionのセカンドは駄作」などと言ってきた人たちは、今からでも遅くないので謝罪と訂正記事をだすべきなんじゃないか。最高じゃねえか。最初に、これを駄作って言いはじめたヤツは誰なんだ。なお、わたしが買ったCDの帯には「美と狂気が背中合わせ。精神錯乱一歩手前のエクスタシー。音で完成を犯す'80年代のロックン・ロール・バンド!」と日本盤発売当時の文句が並んでいるが、このコピーを考えた人もあわせて処刑された方が良い。

それにしても『Marquee Moon』から『Adventure』でなにがそんなに落胆するポイントだったのだろうか。たしかにキワッキワの触れた瞬間に刺さります、みたいなおかしなテンションは『Adventure』にはない。件の『ストレンジ・デイズ』に掲載された大鷹俊一による記事を開くと『Marquee Moon』に収録された楽曲の多くが74年のステージ・デビューから3年間さんざん演奏しまくってきた曲だ。デビュー盤でありながら、もう成熟した瞬間がそこでは切り取られていたと言って良い。『Adventure』にも長くライヴで演奏されていた楽曲も含まれているのだが、アルバムを録音するアティテュードがまるで違う。スタートから最高スピード、じゃなく、今度は別なやり方で試してみよう、という感じである。その別なやり方は、ちゃんと成功していて名曲しか入ってない。なのに酷評され、ほかにもいろんなトラブルがあって、そのままバンドは解散してしまうのである。なんともタイミングが悪いというか、悲しい出来事だ。繰り返すけど「『Adventure』は……」と言葉を濁していた人たちは、ちゃんと過去を清算すべきなんじゃないか!

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