トニー・レヴィンというベース奏者の名前を知っている方は、なかなかロックに深い造詣を持つ人物だと思われる。彼は70年代の後半ごろからジャズからロックの世界に進出し、ピーター・ガブリエルのバンドやキング・クリムゾンにも在籍した凄腕のベース奏者なのだが、もともとスタジオ・ミュージシャンだった性質上はっきり言って誰でも知っているという存在ではない。しかし、ディスコグラフィーを一読していただければ、彼が音楽の世界でどれだけの信頼を得ているか一目瞭然といったところであろう――Youtubeを眺めていたら、そんな彼の映像がザクザク出てきたのでここでコメントなどをつけてまとめてみることにした。
一番最初の動画は彼の名前を冠したトニー・レヴィン・バンドのPV。キング・クリムゾンの「Sleepless」を演奏するシーンでは人差し指と中指にドラムスティックのようなものを装着して演奏するファンクフィンガーズ奏法を披露している。原曲よりカッコ良い*1。
こちらはキング・クリムゾンで一緒に活動していたビル・ブラフォード(キチガイじみた量のシンセ・ドラム!)とのソロ。前述のファンク・フィンガーズ奏法での高速パッセージが壮絶なんだけど、激しくても全く揺れないテンポ・キープが渋すぎる。
次はトニー・レヴィン・バンドでの「Elephant Talk」*2。ここで彼が抱いているのはチャップマン・スティックというタッピングで弾くベース。高速ポリリズム・フレーズを演奏しながらヴォーカルも取る姿が異様。
技巧派ギタリスト、フィル・ケギーとのセッション模様。弾きまくるギターと対照的に落ち着き払って演奏しているかのように見えるが、細かいところでヴォリューム奏法をいれてくるなど芸が細かい。あと革ジャンにサングラスだとロブ・ハルフォードと見分けがつかない。
ピーター・ガブリエルの大ヒット曲「Sledgehammer」。トニー・レヴィンと切っても切り離せない関係にあるのがピーガブで、変化に富んだピーガブのディスコグラフィーのなかで唯一ぐらいで変わらないのが「トニー・レヴィンのベースが聴ける」ということなのかも。「白いプリンスか!」っつーぐらいセクシーなピーガブのステージ・アクションに合わせるトニー・レヴィンが素敵(膝サポーターみたいなのつけてる)。
おまけ。ボン・ジョヴィのギタリスト、リッチー・サンボラと一緒に演奏するトニー・レヴィン。トレードマークのヒゲがない。リッチー・サンボラ、ボン・ジョヴィより歌上手い。
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*1:フルサイズ http://www.youtube.com/watch?v=TGpCsXHXxSg
*2:クリムゾンの演奏 http://www.youtube.com/watch?v=tZbOdgevxDE
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