ミゲル・デ・セルバンテス『ドン・キホーテ』(前篇3)

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ドン・キホーテ〈前篇3〉 (岩波文庫)
セルバンテス Miguel De Cervantes 牛島 信明
岩波書店 (2001/02)
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 とりあえず前篇終了。つもりにつもった諸所の問題が、一気呵成に/雪崩式に/予定調和的に/運命的に、解決へと向かっていく感じ、問題を大虐殺していく感じ、っていうのは古典作品の醍醐味かもしれないなぁ、と思います。その解決方法は、まさに「ありえない」んだけれども、その「ありえなさ」がフィクションにフィクション性を付与している――つまり、小説はありえないからこそ小説なのであって、小説にリアリティを求める、例えばある小説に対して「こんなことはありえないよ!(主人公がセックス場所に必ずミサイルが落下……とか)」と言ってしまうのは小説を読むセンスに欠いたことを表すとっても無粋な行為なのだろう……とか、どうでもいいですが。あと、400年以上前の批評空間ってどんなだったのかなぁ、とか思いつつ読んでます。





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