先日『はじめてのラテン語』*1について書きましたが、本日はその後のラテン語勉強の模様をご報告。上記は今私が取り組んでいるアウルス・ゲッリウスという2世紀の人物が書いた『アッティカの夜』(Noctes Atticae)の読解に使っている道具一式です。このテキストも『はじめてのラテン語』のなかで紹介されているもので、ゲッリウスが見たり聞いたりした小話みたいなものをいろいろと集めたモノ。翻訳は無いようですが、原文と英訳がネット上でフリーで手に入ります。写真に載っているのは、
- 辞書
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- 『はじめてのラテン語』
- 英訳(辞書と『はじめてのラテン語』にしかれているプリント)
- 原文
です。原文はWordにコピペして、書き込みなどがしやすいように行間や文字の大きさなどを調整して印刷しています。基本はとにかくゴリゴリ辞書を引いて、変化形や活用を確認する。
こんな感じでとにかく書き込んでいく。書ききれない部分は、別途ノートに書き落としています。で、一文が終わったら答え合わせみたいな感じで英訳を読みます。語の変化がまったく頭に入っていないため、辞書を引くにも苦労します。便利なのはPerseusというサイトのラテン語辞書ツール。これは変化した形で単語が調べられるうえ、文法解説まで掲載されているので大変助かります。文法用語が英語なので初めは意味がわかりませんでしたが、使っている辞書の最初の方に文法用語の凡例があることに気づき、そこから充分に活用できるようになりました。
しかし、スラスラなんて読めるわけが無い。まず文法が分からないし、語彙も足りない。英語の本は辞書さえあれば読めますけれど、とにかく時間がかかります。が、はじめたばかりで読めるわけがなかろう! と開き直ることにして、めげずに頑張っていきたいとおもいます。あと、わからなかったらなんか雰囲気で読んだことにする!(ところどころ、ラテン語じゃなくてギリシャ語の言葉が出てくるのでどうしても分からない箇所がでてくるし)文法はもうすぐ『Wheelock's Latin』という英語で書かれたラテン語文法書兼問題集の第7版が出るようなので、それが出たらやり直そうかと思います。
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本日で「序文」の部分を読み終わった(ことにしましょう)。適当にまとめてみると「この本は著者がいろいろ見たり聞いたりした話をひたすらメモっていたものを元に書いたもので、アッティカの長い冬の夜に暇つぶしみたいな感じで書き始めたので『アッティカの夜』というタイトルがついてるんだよ。基本面白話が集まってるけれども、とにかくいろんな内容が入ってるもんだから、もしかしたら難しかったり、ぜんぜん面白くないものもあるかもしれない。でもそれは学校じゃ教えてくれないものだし、頑張って読んでみたらためになったりするかもしれないので、あんまり厳しくしないでくれよな」的なことが書いてあった気がします!
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