イングランドのコンソート音楽を聴く

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図書館で借りてきた古楽のCDについて感想を書いていくシリーズ。本日はダウランド・コンソートという団体によって演奏されているイングランドのコンソート音楽について。コンソート音楽とは16世紀から17世紀にかけて、かの土地で器楽アンサンブルのことを指す言葉で、このジャンルの有名な作曲家にはジョン・ダウランド、ウィリアム・バード、オーランド・ギボンズなどがいます。上の一枚目はダウランドの《ラクリメあるいは7つの涙》という作品集、二枚目はバードやダウランドらの作品を集めたオムニバス(邦題は『天上の音楽』)。バードやギボンズの作品はグレン・グールドも取り上げており、その雅やかな落ち着きを感じさせる音楽に魅了された人も多いかもしれません。



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ダウランドの《ラクリメ》はこのジャンルのなかでも特に有名な作品だそうで、作曲家自身が自分のことを「あの《ラクリメ》を書いた作曲家」と考えていたらしい。しかし、この人はなかなかの苦労人で、当時のイングランドで最も実力のあるリュート奏者であったのになかなか国内で認められず、エリザベス女王の暗殺計画に巻き込まれたり、貧乏で苦しんだりしたのだそうです。その苦労が彼の作品の「影」に影響を与えているのだとか。そうした苦労人のイメージは、「涙」を意味する《ラクリメ》という言葉のイメージに重なるでしょう。とはいえ、これは宮廷で演奏された音楽です。ロマン派音楽のような悲痛な表現などは存在せず、あくまで雅やかに音楽が流れていく。



D


(Youtubeで動画を探していたらダウランドの曲を歌うスティングの映像がありました。こんなことやってたんですね)


もう一枚の『天上の音楽』のほうは、もうちょっと明るい楽曲も含まれていて楽しいです。





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