Ibrahim Tatlises / Insanlar

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アラベスクの帝王
アラベスクの帝王
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イブラヒム・タトルセス
インディペンデントレーベル (1993-06-21)
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「アラベスク」はトルコのポップスのジャンル。そこで帝王と呼ばれる歌手、イブラヒム・タトルセスのアルバムを聴きました。邦題は「アラベスクの帝王」と直球ですが、原題は「Insanlar(人ってやつは)」(1989年)。時代的にやっすい感じのシンセサイザーが入っていたり、ウッとくる部分もあるんですが、とても面白い。ダルブッカによる軽快なビートのうえで、さまざまな伝統楽器やヴァイオリン、ギターやベースの演奏とともにタトルセスがエモーショナルに激唱するんですが、その歌詞が(もちろん、まったく意味がわからないけれども歌詞カードがついてきた)恋であったり、恋であったり、恋であったり……恋ばっかりじゃないか……。この点は陳腐だとか言われてトルコのインテリ層には受けなかったそうですが、いやいや、この歌声は聴かないと勿体ないでしょう。


実際聴いてもらった方が早いということで『Ben Ne Biçim Serseriyim 僕はなんてひどい浮浪者なんだ』のライヴ映像を。なんというタイトルなんだ……。濃厚すぎるし、客席の幸福そうな盛り上がり方が最高。モノフォニーで迫ってくるヴァイオリンが奏でる微分音を含んだ旋律は、猛烈にエキゾチックな感じがしますし、ワールド・ミュージックを聴く悦びに溢れておりますよ、これは。

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