ミシェル・フーコー
河出書房新社
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なので、以下に書くことは解説などを手掛かりになにが書いてあるかを推測したことに過ぎない、普段以上に読む価値なしの雑文に過ぎない。
この本でフーコーは、伝統的な思想史と異なった自らの「考古学」について語っている。それがどういうものかというと「歴史の連続性と人間学的思考から解き放たれた」ものだと言う(ここまで本の裏表紙に書いてある)。
方法論のキーワード「歴史の連続性」、「人間学的思考」からの解放だけ拾うと、わたしはディディ=ユベルマンが謳う美術史のアナクロニズムに近いものを感じる。が、脱中心とか脱人間学とか言いながら、それは「脱中心」という中心を求めることのようにも思われるし、「脱人間学」という人間学とも読めなくもない。人間主義への批判をすることで「真の人間主義はコレ!」と言っている、というか。そんな気がする。そんな方法論とかはわたしは歴史家でもないし、思想家でもないので、どうでも良くてですね。「歴史学」や「考古学」に関するテキストじゃなく、「歴史」が読みたいんだよ、って思った。なので、端的に読む本を間違えたことがわかった。
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