和田好子 『やまとなでしこの性愛史: 古代から近代へ』

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やまとなでしこの性愛史: 古代から近代へ
和田 好子
ミネルヴァ書房
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ちゃんとした学者の人の著作かと思ったら、古典文学・歴史好きの教養高いおばあちゃんが情熱をもって、日本女性の性愛に関連の本を参照しまくり、一冊の本にしてしまった、というもの。あのー、ミネルヴァ書房って学術出版社なんですよねえ……。参考文献リストはさすがに作ってあるんだけれども、どこまでが参考文献に書いてあることで、どこからが著者の分析なのか全然わからないし、学術書のスタイルをとらない本に、こんな立派なタイトルつけちゃって良いの? と思う。突然「こんなことがあったに違いない」という想像がブチかましたりしてて、読んでいて不安にもなる。いろいろ面白いことは書かれているので参照している文献を読んでみたいんだけれど、そっちに遡れないもどかしさよ……。ともあれ、経済や産業の主体が男性に移っていったことや、西洋化によって日本のやまとなでしこは抑圧されることとなったのである的な歴史記述は、なるほど、と思わされる。もしかしたら上野千鶴子のマルクス主義フェミニズムってこういう話だったりするのか。参考文献にあがってないけども……。

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