東北から21世紀の神話が生まれる……かもしれない

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 古川日出男の公式サイトが公開されていた。



二〇〇五年の夏から巨大な作品に取り組んでいます。この年の秋に半月をかけての東北六県ループ状取材を敢行、十二月より起筆。すでにさまざまな挿話が集英社の複数の媒体に発表ずみです。ただし、挿話はそれぞれ単独の小説として機能・成立するように操作されています。


すべての挿話がまとまり、一冊の書籍として刊行されるのは、二〇〇八年の晩夏あるいは初秋です。


書名は『聖家族』となります。


これは僕のデビューからの十年間のビブリオグラフィ(著書目録)において、確実に最大規模の作品として登場するはずです。最大、とは、枚数の面でもそうだし、内容でもそうです。いったい小説において“スケール”とは何か――ということを、正面から己れに問いかけてもいます。



 日記より引用。『聖家族』に収められる予定の『狗塚らいてうによる「おばあちゃんの歴史」』だけは読んでいたけれど、これがとんでもなく面白かったので(私は東北出身なので、東北が舞台となる物語に付加価値を感じていたせいもあるけれど)、2008年に本ができあがるのがとても楽しみ。出たら一気に読んでしまうだろう、たぶん。ガルシア・マルケス、中上健次に匹敵する巨大な「物語性」を持ったものになるんじゃなかろーか。ローカルかつグローバル、リニアかつノンリニアみたいな両義性を持ちつつような。久々にすげぇ興奮したっす。





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