永野護 『ファイブスター物語』(5)〜(6)

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第1巻〜第4巻までの感想はこちら)第5巻から話の飛び方がエラいことになっているなあ〜、という印象が。第4巻から突然登場するドラゴンの存在が、物語のファンタジックな要素をより特徴づけているのだが、それと同時にサイバー・パンクな用語系のめちゃくちゃさもスゴくなっているし、時系列も複雑にクロスしながら進行していくので「これ、まともに読んでついていける人いるの? というかよく連載が許されていたな……」と驚かざるを得ないです。途中でセリフが英語になったりするし(別に難しい英文ではないけれども)、90年代のヒップなスラングが日本語の流行語と合成されてセリフ回しに使われているところとかは、いまは時代を感じさせるものになっている。とくに6巻はフルポリゴンで出力されたキャラクターの3DCGも(物語本編にはでてこないけれども)でてきて、その制作裏話も含めてちょっとした時代のドキュメントになっているようにも思いました。6万4500ポリゴンのキャラクター(造詣は『トバルNo.1』みたい)のカメラ移動だけで、5分近くかかったという制作環境……なんかいろいろと早過ぎた感がある。あと、すっごい思うのは重要キャラクターの名前の長さによって、その重要さを演出しようとするのは、FSSに源流があるんでしょうか……と思いました。主人公の名前がフルネームが「アマテラス・ディス・グランド・グリース・エイダスIV」というんだけれど、ラテン語・英語・日本語が合成されて醸し出されるのは、非常に濃厚な中2感なのですね……。なんかいろいろと考えさせる漫画である……。

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