電気グルーヴ
KRE (2015-02-25)
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金曜日の深夜にテレビを見ていたら電気グルーヴの新曲がとあるドラマのEDテーマに使われていた。ケラリーノ・サンドロヴィッチが監督の、サブカル臭いドラマで、子供の頃になんだかこういうテイストのイラストを見たなあ、というキャラクターのアニメーションとともにその音楽が流れていた。古式ゆかしいエレポップという感じで、ああ、電気グルーヴもここまで来てしまったかあ、と思った。活動休止からの活動再開以降、古い機材をゴリゴリに使い倒して、ハードなジャーマン・ニューウェーヴみたいなサウンドを出しつつも、懐古趣味ではない独特なサウンドを展開してきた、という印象があるけれども、今回のシングル「Fallin' Down」はそこからの新たな展開を予感させる。「虹」とか「N.O.」とかさえ彷彿とさせるぐらい、どエラいポップさである。
こんな曲、いまどき電気グルーヴにしかできないでしょうよ、と大変感心してしまった。やっぱり古い感じが全然しないのがスゴいです。うまく表現できないのだけれども、マシンを使ってるのに、人間味がある、と言いますか「あえて、こういう昔の音をやっています」というお仕事をすると「機材のプリセットそのまま使ってます」感が残るじゃないですか。そういうのがない。そこが音楽としてのリアリティを生んでいる気がするんだ。超いい曲。
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