甘い。

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Sketches on Standards
Sketches on Standards
posted with amazlet on 06.08.23
Stan Kenton
Blue Note Records (2002/04/23)
売り上げランキング: 150,628


 最近、1930年代のジャズ評論*1を読み「スタン・ケントンでも聴いてみるかぁ」と思っていた。「ジャズを聴く=ビ・バップを聴く」みたいな風潮のなかで、現在彼の名前がどれだけ知られてるかわからないけど、スタン・ケントンという人はビ・バップ以前のビッグ・バンド・ジャズ時代ではスター的存在だった白人のピアニスト兼バンド・マスターである。先日、御茶ノ水に行く機会があり、ディスク・ユニオンのジャズ館で安く売ってるのをみつけ購入。安かった。誰も買わないんだろうなぁ。





 これを聴きながら「うーん……甘い音楽であるなぁ」と唸るのだけれど、あまりに甘すぎてBGMにしかならない。昔の人はこういう音楽に夢中になってダンスしたりお酒を飲んだりしてたのか…と思うとちょっとすごいな、と思う。全然ノレない。キレイだし、楽しいのだけれど、意識が音楽の中に溶け込むような魔術的な魅力は感じない(こういう音楽しか無かった時代にはこれでもものすごく刺激的な音楽だったんだろうけど)。でも同じ時代のベニー・グッドマンのバンドにはそういう魔術的な力がある。うねるようなスウィング感とか、現代でも全然通用する感じ。ベニー・グッドマンのバンドとアレンジャーはすごかった、ってことか。





 あと、こんなんが主流だったときにバップが出てきたらそりゃ大スキャンダルになるわなぁ、とかも思った。






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