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JVCケンウッド HA-FXD70

JVCケンウッド JVC ステレオミニヘッドホン HA-FXD70-S
ビクター (2012-06-12)
売り上げランキング: 3727
毎回1年とちょっとでコードを断線させてしまい、そのたびにヘッドフォンを買い直している俺ですが、昨年の購入したゼンハイザーのCX400-IIもまるでタイマーでも仕込まれたように1年2ヶ月ほど片耳から音がでなくなってしまったため、新しいのを買いました。今回は海外のメーカーをやめてJVCケンウッドが今年の夏頃に発売したHA-FXD70を選択。HA-FXDシリーズは「BOSEやSHUREなどの高級品には手をだせないが、iPodに標準でついてるヘッドフォンよりは良い音で聴きたいぞ」層向けの製品っぽいです。ステンレス削り出しや構造などに国内メーカーっぽいこだわりを感じさせる仕上がり。

詳しい仕様などは公式サイトをみていただくと分かりますが、男心をくすぐる説明が多々あり面白い。「ダイレクトマウントトップ構造」! 「カーボンナノチューブ振動板」! 屁の突っ張りはいらんですよ! 説明を読むとダイレクトマウントトップ構造だと、従来のヘッドフォンよりも密閉型エンクロージャーのスピーカーに近いのかな、とか思いましたが、詳しいことはよくわかりません。「クリアな音」を謳っているだけあって、たしかに音の分離がよく、また、ユニットが鼓膜よりも近くで鳴っているのにかなり広がりがある音になっています。

使用時に重要なのはイヤー・チップの選択です。これは説明書にも書いてありますが、付属しているS、M、Lの3種類から耳にフィットするサイズを選ばないと低音がまったくでない。すでにAmazonに寄せられているレヴューでは「低音がまったくでない」というコメントが寄せられていますが、アナタの使い方が間違っているのでは、と言いたい。私も最初についていたMサイズで試した時は「なんだこれは! 低音がまったくでてないぞ!(でも確かにキレイな音がする!)」と思ったのですが、Lサイズに変えたら低音不足問題が解決しました。イヤー・チップの選択だけでまったく印象が変わってくると思います。遮音性も素晴らしいです。

ただ、悩ましいのはLサイズだとちょっと大きすぎるのかな? という点。耳のなかが密閉されすぎていて、歩いているときなど足から音が伝わってくる(耳のなかに指を深く突っ込んで歩いているみたいに)のが気になる。密閉性の高いカナル型ヘッドフォンだとこんなものなのでしょうか?(他のメーカーで出してるイヤー・チップを試してみたい気もするし、装着の仕方でもちょっと事情が変わってきそうですが) ただ、この価格帯(家電量販店だと5000円弱、Amazonだと4000円を切ります)ではかなり良い音だと思うし満足な買い物でした。

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