キリンジ / Super View

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SUPER VIEW (初回盤)
SUPER VIEW (初回盤)
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キリンジ
日本コロムビア (2012-11-07)
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先日、弟である堀込泰行の脱退(する予定)が発表された兄弟バンド、キリンジの新譜を聴く。これが9枚目のアルバムで、すでに10枚目のアルバムが予告されているんだけれども(これには弟は参加するそう)インディーズ・デビューから15周年だって。最初に聴いたのは、宮村優子のラジオで「牡牛座ラプソディ」が使われていたときだろうか。実のところ、真剣に聴き始めたのは2008年に出たベスト盤からで、その後にでた8枚目のオリジナル・アルバムは「うーん、なんか地味では……わるくはないんだけれど」という印象がありましたが、今回のアルバムを聴くと、なるほど、そういうことだったのか、と膝を打ちたくなる。前作は、それまでより軽みのあるポップス、しかし、骨太感は増大モードへ、という移行期だったのかなあ、と思います。

そしてその流れは今作にも受け継がれている。大都市郊外の閉塞的な感じから、もっと広がりのある世界に言っている感じ、というか、歌詞とかも「今度はなにをはじめたんだろう……」というぐらい自然のフレーズがでてくるし、月並みな表現ですが、気がついたらメロディを口ずさんでたりする楽曲が多いんだよなあ、「い〜つも〜、かわいい〜」とか。アート・ワークも含めてすごくユニークで魅力に満ちた作品に仕上がっていると思いました。なんか聴いているうちにどんどん好きになっていくな……。もしかしたらこのバンドって「エイリアンズ」であったり、「Drifter」であったり、ああいうザッと心を掻きむしっていく感じの曲を求められているのかもしれないけれど(そう言う意味では、先行で出ている配信シングル曲「祈れ呪うな」がそうした楽曲か。これはWilcoでのネルス・クラインみたいな音像のギターが最高で、遊びで暗喩で物語っていく感じも好きだ、風刺詩人の仕事っぽい)、そうじゃない、ネクスト・ステージに進んでる感じがする。そして、良い。

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