ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

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Shiro SAGISU Music from“EVANGELION 3.0”YOU CAN(NOT)REDO.
鷺巣詩郎
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なんかエラいことになってるらしいぞ、という前評判のみで観にいって「これは……どうしたら良いのだろうか、明日からどうやって生きてけば良いのか……」と衝撃を受けましたが、とても面白かったですし、最高でした。アクション・シーンは『破』のほうが盛り上がったんですが、アスカが載ってるエヴァが猛ダッシュするシーンとか良かったですよ(『破』もエヴァ3機が空からやってくる使徒を受け止めるところが好きだった)。

以降はストーリーの核心にはなるべく触れずに感じたこと書いていきます。

このアニメーション作品の解釈については、仏教の唯識思想における「一人一宇宙」という原理を想起させられるほど、さまざまな人がさまざまな思い入れを抱えたまま、読み解いていらっしゃるではないですか。しかし、そういうのがすべて壊されちゃったな、というか、なんか、終わったな……俺、もう大人じゃん……うん……さて、明日からどうやって生きていけば良いんだろう……という風にガツンとヤラれてしまったのが今回のファースト・インプレッションとしてのファースト・インパクトであって。私が住んでた福島県の地上波で放送が始まったのが、中学1年生ぐらいだったと思うんですけど、グハッ、そこから15年だってよ……(調べたら1997年4月1日から放送が始まっていた。中学1年生の新学期からか……)。

今回の『Q』を観たときは隣に妻がいて、そういうのも影響してたのかもしれないけれど、年、取ったなあ、みんな、とか思ったし、なんか愕然とした。あ、いま、俺の青年期が終わった、と思った。『破』でモテモテのオットコ前だった碇シンジが幼児退行し、死ぬほど鬱陶しくて、独りよがりな、見ていて恥ずかしくなる状態だったのもアレだった。まあ、それにはいろいろあるから仕方ない。ただ、成長(?)してなかったのは、彼と非人間的な渚カヲルくんと綾波レイだけで、アスカもミサトさんも、冬月も、長髪のオペレーターみたいな彼だって、あ〜、『破』と『Q』のあいだにいろいろあったんだろうなあ、俺にはわからないし、わからない、語られないからこそ、いろいろあったんだろうなぁ……。

そう、全然わかんない話でしたよ。それはもうシンジくんだってあんなにもなるだろ、っていう。冒頭から「やべえ、先週『破』をテレビで観ておけば良かった!」ってなったけど、ハッキリ言って、そんなの関係なかった。でも、わかんなくても、良いや、だって色々あったもん、ってなった。だから、自分から探しては誰の解釈も読もうと思わないし、聞きたくない。その代わりにただ「俺のなかであのときなにかが死んだ気がするんだ……これからどうやって生きていけば良いんだろう……」って生ビール飲みながら静かにつぶやいているのを(さまざまな意味で)愛する人に聞いてもらいたい。そして「そんなこと言われても、どうにかしてやってかなくちゃいけないし、なんなら、どうもしなくてもいい」って励まされたい……。

でも、何度だって繰り返しますけど、最高だったんですよ!!!!! でも、同時に何かを殺されるし、なんか、こう……早く介錯してくれ、っていう気持ちになる、っていう。まだシリーズは終わってないんだけども、なんか終わった。

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