ソフト・マシーンに続きまして、同じくイギリスの70年代ジャズ・ロックを代表するバンド、ニュークレウスの映像。といっても、70年代の映像ではなく最近になって再結成されたときのライヴ模様らしい。中央でトランペットを吹いているのが“イギリスの白いエレクトリック・マイルス(俺命名)”ことバンドの中心人物、イアン・カー。
これだけだと、やたらバカテクだけどあんまり魅力の無いフュージョン・バンドみたいに聴こえてしまうのがすごく残念です……。
ELASTIC ROCK / WE'LL TALK ABOUT IT LATER
- アーティスト: NUCLEUS
- 出版社/メーカー: Best Goes On
- 発売日: 2011/02/14
- メディア: CD
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が、70年代のアルバムは本当に良くてですね、「プログレの脇道」みたいな扱いにしかなっていない過小評価具合は大変勿体無いように思っています。ソフト・マシーンのときにも同じことを書きましたが『In A Silent Way』でマイルス・デイヴィスの時間が止まった、みたいなアルバムの作り。
さて、今度はブランドX。こちらもイギリスの、フィル・コリンズが在籍していたことでしられるハイテク・フュージョン・バンド。1997年来日時ライヴの模様(このとき来日したときのインタビュー記事とか持ってるなぁ)。ちなみに、かのスターレス高嶋もブランドXをフェイバリットにあげていました。
さて、ウェザー・リポートをぐっとスポーティにしたようなテクニックの披露合戦、変拍子につぐ変拍子にお疲れかもしれません。が、もう少し我慢して観ていただきたいのは、このバンドを率いる張本人、パーシー・ジョーンズのベース・ソロ。この人のフレットレス・ベースの音が特徴的で、フレージングとかも気持ち悪くて素敵なんですよね、ブランドX。ブライアン・イーノのソロなどにも参加している人なのですが、ロバート・フリップなどと同様に「これは誰のアルバムなのだ!」と疑問を抱かせる個性的なプレイをする。
ちなみにスターレス高嶋が推薦のアルバムはこちら。オサレなファッション雑誌かなんかの音楽特集で、他の著名人がこぞってオサレな音楽(ボッサとかエレクトロニカとかな!)をレコメンドするなか、ブランドXを推す高嶋政宏は偉い。さすが日本のジョン・ウェットンだ!
まだ続きます。こちらはコロシアムというバンド。この辺になってくると相当ハードコアにプログレた人生(月一ユニオン新宿プログレ館通い)になってこないと聴いてないような感じがします。実際、私も今Youtubeで初めて聴いた……。キーボードのデイヴ・グリーンスレイドさんが確かグリーンスレイドっていうバンドを組んでたよな……ということがかすかに思い出されます。映像は1994年の再結成ライヴ。
「ジャズっていうかヴォーカルがサックスと交替になったエマーソン・レイク&パーマー」という感じがします。すごくダサい。
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